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自然素材でつくります

自然素材をつかって家をつくりはじめ、25年以上経過しました(1995年より自然素材による家造りに着手)。

その間、大きな建築基準法の改正もあり、家につかわれる有害物質も規制がかかるようになりましたが、規制される対象はすべてを網羅しているわけではなく、ほんの一部にすぎません

その他の規制にかからない有害物質は相変わらず使用されつづけているのが現状です。

自然素材を使いたい人の需要はそれなりにありますから、それをあてこんだニセ物商品も出まわることになります。

これは誰ソレが悪いということではなく、ここではよくおこりがちなことです。

しかし、これを見ているあなたは、なんの心配もすることはありません。

私どもの家づくりで採用する自然素材は、どれもこれも、材料の調達から製品開発まで、強い使命感と情熱をもって取り組んでおられる業者さんのものしか使用しませんので、私たちも自信をもってすすめることができるのです。

本物自然素材でつくるその1「防腐防蟻剤」

20年位まえ、まだシックハウスや家に使われる有害物質が問題にされる以前の話ですが、そのころは私もまだ、駆け出しのぺいぺいで監督業務に従事していました。

監督ですから、現場の材料の段取りや、職人たちとの打合せなど、現場に出向く機会が多かったわけですが、家の骨組がたちあがって、スジカイやら根太(床の下地組のこと)が入ったところあたりにシロアリ消毒業者が現場に薬剤散布に来ます。

ちょうど、その薬剤業者が散布にはいる前日に現場へ行くと、大工が私に、

「オレ、わるいけど二日、三日は現場にこれねえよ」

と言うんです。で、

「どうしてよ」

と聞いたら、

「あれやられると(シロアリ消毒のこと)、からだの調子がわるくなるんだよ」

って言うんです。

その時はシックハウスのシの字も出ていない時代でしたから、(えー、現場あけんのかよぉ、まだ工事始まったばっかりなのにぃ、この人、ずいぶん神経質な人だなぁ)と、思ったものです。

今、思えば化学物質に敏感な体質なのだと理解できますが、なんせ、化学物質と家づくりが、ぜんぜん結びつかなかった時代ですから。

かく言う私も、かなり強い毒性物質として(今では)知られているクレオソートなるものをバンバン使っていました。

なぜかと言えば、国の手下みたいな機関で、住宅金融公庫というのがあって、そこの標準仕様書なるものに

「住宅の土台の下、土台のほぞ穴、土台にはいる柱のほぞには、クレオソートをハケ塗りするのがよい」、

とうたってあったものですから、「国がすすめることだから、良いことだろう」と思い、普通だったら土台の下にしか塗らないところを、柱のほぞや、ほぞ穴にまで丁寧に塗りました。

今、思えば笑い話ですが、当時は「これをすることが、お客さんの役にたつことだ」と思い込み、たらふく、滴るほど塗りたくったものです。

もちろん、今はそんなことはやりません。

そこに住む人のことを考えれば有害であることを知っていますから。

しかし、そういう有害物質が家につかわれることが良くないと知られるようになっても、実際には現場で平気で使われているのが現状です。

健康住宅を売りにしている会社でも有害なシロアリ消毒を採用している場合さえありますから、気を付けなければなりません。

シロアリ消毒を散布するのは、主に床下の構造組である土台や、大引といった床板の下地組、その土地の地盤面から1メートル以内の柱やスジカイ、間柱といった壁の下地材などですが、

家は水に浮かぶ船のように、水が入ってこないほど精密にはつくりませんから、当然、床下に使用された有害物質は、その上の部屋に流入してきます(目には見えませんが)。

ですから、安心、安全、快適に住める住宅の実現にはここは避けては通れないところなのです。

では、具体的にどんな防腐防蟻剤がいいのかと言うと、自然素材系の防腐防蟻剤です。

これにも何種類かあるのですが、そのなかで微粉末木炭(炭を粉末状にしたもの)と天然鉱石を配合して製品化されたヘルスコ・キュアーと言うものを使用します。

初期投資の金額は農薬系の防腐防蟻剤よりかかりますが、人体や環境にも配慮してつくられた優れものの一品です。しかも、5年で効果が切れてしまう農薬系のものとは違い、効果が半永久的ですから、長い目でみれば断然お徳です。

ヘルスコ・キュアーを使う理由としては、もう一つ、この会社の製品開発に対する姿勢がとても生真面目ということがあります。

EBHという考えに基づき製品開発をするのだそうですが、これは、どういうことかと言うと次のように述べられています。

「近年、EBH(Evidensce Based Health)に対する関心が高まっています。EBHとは、科学的根拠に基づく健康と訳されます。つまり、医療や健康に関する科学的な根拠のあるデーターを、ITを用いて活用することで、国民の健康を維持し、病気の予防を推進することを指します。」

特に、国民の健康を維持し、病気の予防を推進、、、、なんてところなどは、いよいよ家づくりも、そこまで進化したか、と身震いしてしまいます。

また、科学的に効果のほどを実験により実証しているというところも気に入っています。

興味のある人は、ぜひサイトを見に行ってみてください。ヘルスコ・キュアーと検索すると出てきます。


本物自然素材でつくるその2「床板塗料」

家のなかの塗装は、基本的にはやりません。安全、安心な住まいのことを考えれば、塗らないに越したことはないからです。

しかし、後々のメンテナンスのことを考えれば、塗っておいたほうが良い場所(台所まわりや、水まわり等)もありますから、そのような場所だけは標準仕様として塗装します。

選択する塗装方法は、そこに住まわれるご家族の体質により選定します。

その体質とは 、

(1)ご家族のなかに、一人も化学物質に対する敏感な反応を示す方がいない場合(化学物質過敏症と診断される方がいない場合)。
(2)ご家族のなかに一人でも化学物質に対して敏感なアレルギー反応を示す方がいる場合(化学物質過敏症と診断される方がいる場合)。

(1)のご家族のなかに一人も化学物質過敏症の方がいない場合は、アトリエ、ベルという塗装店のSオイルフィニッシュと蜜蝋ワックスを併用します。

どちらも自然塗料ですが、2つの製品を併用する理由は、蜜蝋ワックスだけだと比較的短期間のうちに、床板にできた蜜蝋のマクがはがれ落ちてしまうからです。

そのため、蜜蝋のマクの下に、床板に吸い込ませて水密性を確保するSオイルフィニッシュを使用するのです。Sオイルフィニッシュと蜜蝋ワックスの2段構えにすることで、床汚れにたいするメンテがより容易になります。

②のご家族のなかに一人でも化学物質過敏症の方がいる場合には、塗料も含めた家に使われる材料の簡単なチェックをした上での材料選定という形をとります。

床板の塗料にかんして言えば、カットサンプルに塗料を塗って、アレルギー反応がでないか簡単なテストをします。

例えば、カットサンプルにSオイルフィニッシュを塗ったものに対し、アレルギー反応を示さなかった場合、Sオイルフィニッシュは使用決定にします。

反応を示した場合は使用しません。

次に、Sオイルフィニッシュに反応を示さなかった場合は、これに蜜蝋ワックスを塗りこみテストします。

反応を示した場合はSオイルフィニッシュのみの使用となります。

反応を示さなかった場合は、Sオイルフィニッシュ+蜜蝋ワックスの使用決定ということになります

どちらの製品にもアレルギー反応を示した場合にはどちらも使用せず、まったく塗装をしないことにするか、ほかにかわるものを探さなければなりません。

科学物質過敏症に対応するその他の塗料ないし木材保護材の候補としては、

(1)こめぬか(出来れば無農薬の米からとれたもの)をお手製の布袋(出来ればオーガニックコットン)につめ、これで床板をまめにこする。こめぬかから出る油性分が床板にマクをつくり艶がでます

(2)おからをお手製の布袋(出来ればオーガニックコットン)につめ、これで床板をまめにこする。おからから出る油成分が床板にマクをつくり艶がでます。

(3)使用した茶がら(出来れば無農薬)を煮出した汁で床板を拭きます。こちらもやはり床板に艶がでます。

以上3点は、塗料が出まわるむかし、むかしの日本で使われていた手法です。手間はそれなりにかかりますが、安心、安全な方法ですから、もしもの場合には考えておいてもよいでしょう。


本物自然素材でつくるその3「壁仕上げ材、天井仕上げ材」


壁仕上げ材、天井仕上げ材のお話をする前に、 今までお話してきた順番(床下空間に使われる防腐防蟻材の話、床板に使う塗料の話、今回の壁仕上げ材天井仕上げ材の話)にはそれなりの理由があるのですが 、

なぜだか分かりますか?

ヒントは家の空間です。

家の空間をつくる場合、

まっさらな土地に基礎をつくり、

骨組みを立ち上げ、

それにいろんな下地組をして、

屋根をつくり、

外壁をはり、

それから、人が生活出来るように床板やら、 壁やら、 天井を仕上げて空間をこしらえるでしょ。

このように空間をこしらえるために様々な材料を組み合わせてゆきますよね。

これは言い方を変えると、空間をこしらえるために様々な面材を組み合わせてゆくということなのです。

床をつくるのに床面、壁をつくるのに壁面、天井をつくるのに天井面といった具合に。

つまり 、 空間を構成する要素は、床面、壁面、天井面といった面材 ですから、ここをちゃんと押さえておかなければ、安全安心、快適に住める住まいとはならないのです。

逆に言えば、ここを押さえておけば、安心、安全な家づくりの条件はクリアしていると考えても良いでしょう。

特に、今回の壁仕上げ材と天井仕上げ材は、2つあわせるともっとも大きな面積をとりますから、コストと使用材料の両方を考慮した選定がポイントとなります。

で、私どもは何を使うかと言うと、

一つは製品名で漆喰美人という品です。こちらは主に、家族みんながあつまるリビングを中心とした空間で使用します。

もう一つは、製品名ですっぴんクロスという品を使います。こちらは漆喰美人以外の場所、主に個室等に使用します。

なぜ、これを使うかと言うと、一つはこの製品を開発した方の人柄からです。

この方のつくった製品のなかに、ほんもの畳というのがあるのですが、

製品開発に着手した当時は 、なかなか納得できるものがなくて、試行錯誤のすえ、

畳表の材料である、イグサを栽培している、栽培農家を探すところから始めているのですね。

つまり、自分の足を使って納得できる製品開発をしているのです。

またこの方の奥様がアトピーだから、アトピーが悪化しない家をつくりたかったと言う動機も、なかなか親近感を持てて良いです。

もう一つの理由は、しっかり製品開発しながら、同時にコストも抑えているという点です。

リビングを中心とした空間に使用する漆喰美人は、もちろん自然素材だけを原料としてつくられていますが、調湿性能も本漆喰(むかしながらの漆喰)の2倍ですし、ポリフェノールのひとつであるタンニンを加えることにより、家の消臭効果もあります。

それに、ベンガラという昔ながらの着色材を使用することでカラーバリエーションも豊富ですから、家づくりに参加する奥様には、色選びの楽しみも一つふえることと思います(かわいらしいピンク系の漆喰美人もあります)。

個室等に使用する、すっぴんクロスは、薬品処理を一切していません。

世に出まわっている、エコクロスや健康クロスのほとんどは、規制対象となっていない、その他の有害物質を添加したものです。

まるで、規制されている有害物質はつかっていないのだから、いいでしょう?というような按配です

特に、防カビ剤は、ほとんどの製品に使用されているのですが、これは、昔アメリカ軍がベトナム戦争のときに化学兵器として使用した枯れ葉剤と同系列のものです。

しかし、安心、安全な自然素材とはいえ、欠点がないわけではありません。

例えば 、 薬品処理をしていないということは、よごれやすく、カビやすいということです。

この点については、それよりも安全性のほうが断然大切と考えます。

もちろん、カビにくいように通風経路をしっかり確保する等、設計的配慮はしっかりします。


本物自然素材でつくるその4「たたみ」

みなさん、 たたみと言うと、イコール自然素材とおもいませんか?

たたみと言うと、日本の伝統文化といったようなイメージが浮かぶ方も多いと思いますが、 それは、むかしむかしの話で、今では、ぜんぜん自然素材と呼べるようなシロモノではないのです。

現在つかわれている畳床(たたみどこと読みます、たたみおもての下にあるやつ)の90%は、

木材をチップしたのを圧縮してつくったインシュレーションボードとよばれるものや、

発泡ポリスチレンでつくった建材畳床とよばれるもので 、

国産ワラを100%つかった畳床になると7%しか流通していません。

しかも、畳は法規制の対象からはずされていますから、畳床から畳表にいたるまで、様々な有害物質が使われています。

畳床には、 ダニの発生をおさえるために、殺虫剤を染み込ませた防虫シートとよばれるものが縫いこまれていますし 、

畳表には、あざやかな青をだすために、発がん性を指摘されている着色剤が使用されています。

しかも、畳を敷くときには防虫剤のナフタリンをまくこともあるのです。

つまり、畳が自然素材にみえるのは表面だけのはなしで、実際には畳床から畳表まで薬付けの危険なシロモノになってしまっているのです。

で、どうしてこんなことになってしまったのかと言うと、ことの発端は、1960年代に東京都町田市の鶴川団地というところで、工期を急ぐあまり、まだコンクリートが乾いていないのに、畳を敷きこんでしまい、ダニが大発生してしまったことが始まりです。

これを当時の住宅公団が問題視して、以後、畳を使用する場合は防虫紙をつかうよう奨励したのです。

防虫紙をつかった畳が標準仕様として、そのまま建設省や地方公共団体にまで採用されるようになり、これが、一般の住宅にまで浸透したのです。

畳は見た目からは想像できないほど、色々な問題をふくんでいますが、

この解決策として私どもが選ぶのは、本物自然素材でつくるその3で紹介した製品開発業者の、ほんものたたみと言う製品です(畳はオプション扱いなので、畳部屋をつくる場合はほんものたたみの使用ということになります)。

この製品選択の理由は、本物自然素材でつくるその3で述べたように開発者の人柄と、

もう一つは、畳床から畳表まで、畳の問題点をすべてクリアしているからです。

畳床は100%国産ワラで、しかも、通常だと農薬を散布してワラからの虫の発生をおさえるのですが、これを1年以上自然乾燥させることにより処理しているのです。

なぜ、自然乾燥させるのかと言いますと、ワラは寝かせて放っておくと、発酵して熱をだすのですね、それでワラについた虫と虫の卵がいなくなるのです。

その他にも、防虫対策として、有害物質を染み込ませた防虫シートをつかうかわりに、天然の抗菌作用のある麻でできたシートを使用しています。

畳表には、有害な着色剤は一切つかっていません。

かわりに、むかしながらのやり方である天然泥染めという方法をとっています。

このように、あくまで人と自然にやさしいところが◎なのです。


本物自然素材でつくるその5「クロスの接着剤」

はじめに家に使われる有害物質への法規制は、一部にしか適用されていないことを述べましたが、この規制された有害物質を具体的に言いますと 、

ホルムアルデヒドと呼ばれている物質と

クロルピリホスとよばれている物質

の2種類だけです。

一応、厚生労働省のほうからも、シックハウスの原因となる化学物資として、13種類の物質がガイドラインにあげられていますが 、

あくまでガイドラインですから、法的効力があるわけではありません。

クロルピリホスとは、強い殺虫効果があるので農薬に使われている物質ですが、こちらは全面禁止ということになりました。

使用禁止される前は、住宅のシロアリ消毒剤としてつかわれています。 今は、クロルピリホスよりは毒性の弱い有害物質が使われています。

ホルムアルデヒドとは、接着剤や、塗料、防腐剤などに使われている有害物質ですが、 家の建材の多くには、接着剤も塗料も防腐剤も使われていますから、

ホルムアルデヒドと住宅建材は切っても切れない縁ということになります。

また、クロルピリホスが全面禁止になったことに対し、ホルムアルデヒドのほうは使用制限されただけですから、大きな面積である壁に合板の下地なんかを使うと、全体のホルムアルデヒド放出量はかなりの量になります。

このことは、床材や天井材にも言えることですが、クロスに使用する接着剤の成分も、クロスを通して部屋に放出されますから、せっかく自然素材クロスをつかっても、ここを押さえておかないと片手おちになってしまいます。

そこで、私どもは、標準仕様として採用するすっぴんクロスの開発業者から出されている、こむぎちゃんという接着剤を使用します。

この接着剤を採用する理由は、製品名のとおり、小麦を主原料(その他にタピオカ、コーンスターチ)にしています。(一般的に使われているクロス用接着剤も、食物でんぷんを主原料にしていますが、現場での施工を優先するあまり、その他の化学物質が多量に添加されています)、

防腐剤としては、クエン酸を使用しています。

このクエン酸は柑橘類に含まれる物質で、レモンやグレープフルーツといった果物には、多くのクエン酸が含まれています。

つまりこの接着剤は、まぎれもなく100%自然素材からできた、安心、安全な接着剤ということができるのです。

また、製造法も昔ながらの炊き糊という手法でつくる超こだわりの一品でもあります。

安心、安全な材料選択から製造法まで、ここまでこだわった製品は、めったにお目にかけることはできません。


本物自然素材でつくるその6「無垢材」


土台から柱、梁材、桁材、床板まで無垢材を使用します。

一部、コスト的観点から合板も使いますが、基本的には無垢材を使います。

同じ木でも、接着剤でつぎあわせた、いわゆる集製材(柱や梁によくつかわれる)といったものは使いません。

これは、安全性への配慮もありますが、どちらかと言うと、安全性より嗜好性の問題です。

おなじサカナでも、焼き魚よりサシミのほうが好きと言う人がいたり、おなじサンマでも、しょうゆで食べるより、塩焼きのほうが好きと言う人がいるのとおなじことです。

私どもは無垢材が好きですから、出来るだけそれを目に見えるかたちで利用します。

つまり、空間のデザインの一部として、構造材である梁をそのまま現しでつかったり、場合によっては、床板もオモテだけではなくウラも化粧面として利用したりします。

つまり、一枚の床板を床と天井の仕上げ材として利用したりします。

無垢材を、そんなふうに使うと、それなりの手間もかかるのですが、コストに大きく反映(つまり高くつく)されるほどではありません。

無垢材を採用するときに、特に気を付けなければならないのは、乾燥管理ですが、

梁材や柱材は乾燥材として入荷されますし、

つくり付けの部材(棚などに使用する杉板)は、未乾燥状態で入荷してきますが、一段ごとに厚み15ミリほどの桟木を入れて自然乾燥(屋根のかかった風通しのよいところに置く)させればよい話です。

この桟木を入れる作業も、200枚くらいの杉板だと、二人くらいで120分ほどで終わる作業です。

梁材を現しでつかうということは、ある程度ケズリ仕上げをするということですが、こちらは、少々手間がかかります。

ちょつと重量がある部材ですから。

しかし、これは現場で大工さんの手間数が減るよう、設計的に配慮しておさまり検討すれば、ペイする話です。

そして、なにより、床や壁に自然素材をつかい、梁やつくり付けの棚に無垢材をつかった家は、見た目も空気も気持ちよい空間となります。