私たちの考えるローコスト住宅(1)
【ローコストにするためには、予算配分のバランス感覚がとても大切です】
洋服でも、食品でも、住宅でも、どんな商品(製品)であっても、かなりはしょって言うとその商品(製品)の価格表示に含まれる内訳は、材料代+手間賃(利益)です。
ローコストにするにはこの材料代と手間賃(利益)を下げなければなりませんが、同時に住む上での必要性を満たすことが大切です。
ここがローコストのミソです。
なんでもかんでも安いものをつかえばいいというわけではありません。
ローコストにするには、お金のかけるべきところにかけ、それ以外のもの(こと)はソコソコでOKという予算配分に対するバランス感覚がとても重要になってきます。
ローコストにするにはこの材料代と手間賃(利益)を下げなければなりませんが、同時に住む上での必要性を満たすことが大切です。
ここがローコストのミソです。
なんでもかんでも安いものをつかえばいいというわけではありません。
ローコストにするには、お金のかけるべきところにかけ、それ以外のもの(こと)はソコソコでOKという予算配分に対するバランス感覚がとても重要になってきます。
【住んで、そこで暮らすことの用が満たされていれば、旨し!、と考える】
では、住む上での必要性とは何でしょう?
1・構造的にしっかり、がっちりしていて地震や台風といった自然災害に十分耐えうる。
2・冬あたたかく、夏すずしい。
3・家にいると気持ちいい。
4・家族一人一人の居場所がある。
この四つの条件が満たされればよいのではないではないでしょうか。
私たちの考えるローコスト住宅もここはしっかり押さえます。逆に言えば、それ以外のことはソコソコでOKと考えます。
例えばキッチン。
キッチンがいる理由は、簡単に言うと食事をつくるためと、食事の後片付けをするためです。
この二つの条件を満たすのに100万円や200万円もする高額商品を購入する必要はまったくありません。
食材を切ったりきざんだりするスペースと、
煮炊きするガス台と 、
後片付けをするための洗い場と、
収納部があれば良いわけです。
つまりソコソコの値段のキッチンであればOKなのです。
(高額商品のキッチンはダメという意味ではありません。予算的な余裕があれば高額でも良いでしょう。ここでは安心、安全、快適に住めるローコスト住宅を建てるのが趣旨ですから、予算配分のバランスを考えましょうということです。)
また、家づくりの大雑把な内訳である材料代+手間賃の、材料代のほうは予算配分のバランスを考え、かけるべき所(上記①、②、③、)に予算投入すればよいのですが、
手間賃を下げるのはどうするのかということも押さえなければなりません。
これについては、ひとつは設計的におさまり検討して職人さんたちの手間数が減るよう配慮することでかなりコストを下げることが可能です。
もうひとつは、かんたんに出来ちゃうことは建て主みずからやるということでコストを下げるという手法もあります。
みなさん、
家づくりにどれだけの手間賃がかかっているかご存知ですか?
基礎工事や大工工事、電気工事、水道工事等々といった各工種によって若干ばらつきはあるのですが、家の値段が1000万円だとすると、おおよそ500万円以上は手間賃なのです。
例えば、下の図1のような可動式のカウンターをつくるとします。このカウンターの材料代は約1万円です。これを本職の職人さんにつくってもらうと、材料を切って、けずって、組み立てて一日近くかかります。本職の職人さんをつかった場合、一日あたり2万円~3万円が相場ですから、カウンターの材料代+手間賃の合計金額は、3万円~4万円ということになります。
ですから、職人さんにまかせたほうがいいところは職人さんにまかせ、それ以外のかんたんに出来ることは自分達でやるという視点が、コストをさげるために重要になってくるわけです。
で、具体的にかんたんに出来ることは、どんなことがあるのかと言うと、
玄関とポーチの土間打ちや、
基礎の内側と土台、 地盤面から1メートル以内の柱などに塗る防腐防蟻剤、
床板の塗装
などは比較的かんたんで、どなたにも出来る作業です。
ポイントさえ知っていれば(ポイントはそのときにお教えします、思っているよりぜんぜんかんたんですから)、職人さんに比べさほどの作業時間がかかるというわけでもありません。この三つの作業は、初めての方でも3日ほどかければ終わる仕事です。
このように、かんたんに出来ることは自分で体をつかってやってしまう、という家づくりに参加する精神がローコスト住宅の実現には欠かせない要素となります。
この四つの条件が満たされればよいのではないではないでしょうか。
私たちの考えるローコスト住宅もここはしっかり押さえます。逆に言えば、それ以外のことはソコソコでOKと考えます。
例えばキッチン。
キッチンがいる理由は、簡単に言うと食事をつくるためと、食事の後片付けをするためです。
この二つの条件を満たすのに100万円や200万円もする高額商品を購入する必要はまったくありません。
食材を切ったりきざんだりするスペースと、
煮炊きするガス台と 、
後片付けをするための洗い場と、
収納部があれば良いわけです。
つまりソコソコの値段のキッチンであればOKなのです。
(高額商品のキッチンはダメという意味ではありません。予算的な余裕があれば高額でも良いでしょう。ここでは安心、安全、快適に住めるローコスト住宅を建てるのが趣旨ですから、予算配分のバランスを考えましょうということです。)
また、家づくりの大雑把な内訳である材料代+手間賃の、材料代のほうは予算配分のバランスを考え、かけるべき所(上記①、②、③、)に予算投入すればよいのですが、
手間賃を下げるのはどうするのかということも押さえなければなりません。
これについては、ひとつは設計的におさまり検討して職人さんたちの手間数が減るよう配慮することでかなりコストを下げることが可能です。
もうひとつは、かんたんに出来ちゃうことは建て主みずからやるということでコストを下げるという手法もあります。
みなさん、
家づくりにどれだけの手間賃がかかっているかご存知ですか?
基礎工事や大工工事、電気工事、水道工事等々といった各工種によって若干ばらつきはあるのですが、家の値段が1000万円だとすると、おおよそ500万円以上は手間賃なのです。
例えば、下の図1のような可動式のカウンターをつくるとします。このカウンターの材料代は約1万円です。これを本職の職人さんにつくってもらうと、材料を切って、けずって、組み立てて一日近くかかります。本職の職人さんをつかった場合、一日あたり2万円~3万円が相場ですから、カウンターの材料代+手間賃の合計金額は、3万円~4万円ということになります。
ですから、職人さんにまかせたほうがいいところは職人さんにまかせ、それ以外のかんたんに出来ることは自分達でやるという視点が、コストをさげるために重要になってくるわけです。
で、具体的にかんたんに出来ることは、どんなことがあるのかと言うと、
玄関とポーチの土間打ちや、
基礎の内側と土台、 地盤面から1メートル以内の柱などに塗る防腐防蟻剤、
床板の塗装
などは比較的かんたんで、どなたにも出来る作業です。
ポイントさえ知っていれば(ポイントはそのときにお教えします、思っているよりぜんぜんかんたんですから)、職人さんに比べさほどの作業時間がかかるというわけでもありません。この三つの作業は、初めての方でも3日ほどかければ終わる仕事です。
このように、かんたんに出来ることは自分で体をつかってやってしまう、という家づくりに参加する精神がローコスト住宅の実現には欠かせない要素となります。
【結局のところ小さな小さな家がよい】
2022年終盤時点で、ウッドショックによる影響で建築部材全般の値上がりが止まりません。
このことは、これから家造りを考えている方達にとっても頭の痛い問題なのではないでしょうか。
もちろん家造りを提供している私たちにとっても、頭の痛い問題です。
各メーカー、各業者から毎月のように値上がりのお知らせが届きます。
まるで値上げのラッシュアワーで、雨あられ、あれよ、あれよという間に値上げする、といった感じです。
会社の利益をカツカツギリギリにしてお出しするにしても、建築部材が値上がりした分まで負担する訳にも行かず、
「どうしたものか」、と考え込んでしまいます。
そこで、上記4つの住むうえでの必要性を満たしつつ、楽しく快適に住める小さな小さな家をご提案することにしました。
結局のところ家造りにかかる合計金額は延べ床面積が小さくなる程、抑えることが出来るからです。
(私が小さな家が大好きで、小さな家の設計が得意な理由もそこらへんにあります。)
30坪の家より、25坪の家のほうが家造りの合計金額が安くなり、
25坪の家より、20坪の家のほうが家造りの合計金額が安くなり、
20坪の家より、15坪の家のほうが家造りの合計金額が安くなり、
15坪の家より、10坪の家のほうが家造りの合計金額が安くなります。
今回企画した、ウッドショック過における時期に産声をあげた、ローコスト住宅シリーズの名称は、
【多様性が認められる時代の新しい住まい方「住むタイニーハウス」】と命名しました。
多様性を認めることが叫ばれてる現在、こんな小さな小さな家であっても、家族そろって楽しく快適に住めるのであれば、旨し!
という意味合いを含めました。
ローコスト住宅シリーズ「住むタイニーハウス」は、家族それそれの居場所がありつつ、最小延床面積12.125坪~あり、込み込み税込み価格930万円~販売しています。(ご興味がある方はこちらから住むタイニーハウスへ)
【小さな小さな家であっても、それぞれの居場所があり、楽しく快適に暮らせるのなら、旨し!】
イメージしてみてください。
お母さんはダイニングテーブルでくつろぎながら子供たちを見守り、
お父さんはソファーでゴロゴロ、
子供達は床におもちゃを広げて遊ぶ。
このように、LDK空間のどこかしらに、家族それぞれの居場所があり、楽しく快適に暮らせる家であれば、小さな小さな家であっても良しと考えます。
【小さな小さな家だから、限られた空間を最大限活用して旨し!】
【小さな小さな家だから、色々なメリットがあって旨し!】
弊社ローコスト住宅シリーズの中でも、一番小さな家造りである家族で「住むタイニーハウス」は、
小さな小さな家ならではの様々な旨み(メリット)があります。
メリット1・小さな小さな家だから、光熱費が安くなって旨し!
例えば、エアコン1台あれば家全体が夏涼しく、冬暖かくなります。(弊社の断熱仕様は断熱性能等級5相当)
電気代や石油の価格が高騰しているので、家計にやさしい家造りとなります。
メリット2・小さな小さな家だから、家族のコミュニケーション数が増えて旨し!
小さな小さな家だから、コミュニケーションをとりやすく、また空間密度が増して豊かで楽し気な空間を堪能しながら暮らせます。
メリット3・小さな小さな家だから、内壁面積が削減して旨し!
小さな小さな家だから、内壁施工面積が少なくて済み、その分コスト削減になります。
メリット4・小さな小さな家だから、外壁面積も削減され旨し!
小さな小さな家だから、外壁施工面積も少なくて済み、その分コスト削減になります。
メリット5・小さな小さな家だから、窓数も削減され旨し!
小さな小さな家だから、窓数も減り、その分コスト削減になります。
メリット6・小さな小さな家なのに、機能性が充実したキッチンがあって旨し!
小さな小さな家だけど、機能性が充実していて、しっかり調理できるキッチンもあります。
メリット7・小さな小さな家なのに、限られた空間を有効活用して旨し!
小さな小さな家だけど、限られた空間を最大限有効活用して暮らしやすさが充実しています。
住むタイニーハウス設計例、断面パース。
ミリ単位の設計検討により、限られた空間を有効活用。
私たちが考えるローコスト住宅(2)/ウッドショック過におけるローコスト住宅とは?
↓